Pushkar, India

02/11/2016   /  Diary

ジャイプールのホテルからオートリクシャーに乗ってバススタンドに着くと、降りたったその足でパブリックバスのチケットを買わされて、まだ運転席で運転手たちが食事しているバスに乗っけられて、まるでオートメーション。

バススタンドのまわりでは路上の散髪屋が、フレッシュオレンジジュース屋さんが、水や風船やピーナッツを売りにくる子供たちが。

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新しい場所に行ってみようと思っていたのに、今回もまた知ってる好きな場所にしか辿り着けなかった。プシュカルは何度も来ているけど、今回はすごくすてきなホテルに泊まった。全ての部屋のデコレーションが違っていて、昔からのハヴェリスタイルで、いろんな文様を彫りぬいた石のタイルや透かし窓が美しい。

プシュカルは大きな湖とそれを囲むような沐浴場がぐるりと一周、その外周を日用品やテキスタイル屋、宝石屋さんや土産物屋さん、レストランやカフェの並ぶマーケットになっている。 いくつものガート(沐浴場)のゲートがマーケットから湖に向けてつながっているので、内と外を出たり入ったり、聖と俗を行ったり来たりできる。それは不思議な感覚。同じ場所なのにバイブが全然違う。

 

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サンセットが1日の一大イベント。夕暮れになるとお気に入りのポイントに座って暮れてゆく太陽が線香花火のような色になるのを眺めてる。
どこかでタブラの演奏が始まって、あちらではフルートを吹いてるカップルがいて、人々が踊りはじめて踊る阿呆に見る阿呆、そんな時、音と夕日とダンスがラインでつながる。
ガートからガートへ湖を一周する。犬や牛がのんびり歩き、鳩がいっせいに飛び立って寺院の屋根にとまってまた飛び立つ。静まりかえってくる心で、それでもとても楽しくて、目の前の風景に開かれてゆく。これを見てるのは誰なんだろう?自分さえもいなくなる。

 

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一泊して帰り、またパブリックバスを乗り継いでジャイプールに戻る。何度も何度も止まっては人が降りてまたその分乗り込んできて、子供たちが泣きはじめて母親は疲れ果て男たちは携帯見ながら何かをイヤフォンで聴いている。やっぱり翌日のプライベートバスを待てばよかったかなと思いながら、揺れて朦朧とする頭で年季のはいったおんぼろバスの汚れてかすんだ窓越しに暮れてゆく砂漠の街を見ている。

カラフルなターバンを巻いたおじいちゃんが、原色やネオンカラーのサリーやベールをまとった女たちがバスの中を外を目まぐるしく通り過ぎる。らくだが、馬が、牛が、犬が、猫が、ブーゲンビリアがサボテンが、ドライブインやチャイ屋やビルやホテルが通り過ぎる。笑える看板や電飾の言葉が通り過ぎる。全部覚えて目に焼き付けたいけど手のひらいっぱいでこぼれ落ちてゆく。
こうやってすべては通り過ぎて、人はこのおんぼろバスみたいに同じ場所へ行くいろんな人を乗せて、いろんな考えや想いを乗せて人生を走っていくのかな。とびかうクラクションや吹きこむ風や光に互いにめまいしながら。

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