A HAPPY NEW YEAR!

01/06/2019   /  Diary

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

昭和に生まれてインターネットなどない時代からこんな平成最後の情報社会を経て、乗り越えて来た波や体験いろいろ回想しながら、すべてはまったく政治でもイデオロギーでもないのに、買うもの行くところ聞く音楽ぜんぶ一瞬ごとに選んでるそれがマニフェストになるみたいな奇妙な時代を実感してる。手紙とファックス、ポケベルは終わって時代は変わる。すべて監視されてる。会ってても会わなくても。すべてにまったく意味がなくそれ故にすべてに意味がある。メタファーと神話。あなたが存在しなければわたしも存在しない。逆もまた同じで。テレパシーだけで交歓できる関係もあり、実在の一歩ごとに意味が変わって勝手に終わり、そして永遠に変わらないものもある。瞬時にここにすべてが存在し、同時に何もない。意味と情緒に溢れすぎててまた見失う。心はどこにある。空っぽで同時にすべてがあることとか。いろんなことが不思議過ぎる。哲学とか科学とか飛び越えて、ただ、あなたがここにいてこれ読んでる奇跡。

最近始めたパッチワークの、布で作ったみたいな絵、今メキシコの花畑をイメージしながら色が色を呼ぶキャンバスの中で製作中。重なる柄、色と時間。失われたかもしれない時間を再構築する。音楽は形にならないけどそれ故に美しく、何度も再生できない刹那の場所と時間のマジックでそんな一瞬が色と模様に溶けてしまえばいいと願いながら。享受した喜びがまた違うものに流れ込んでいくように。いつも酔っ払ったみたいにシラフでいたい。

才能あふれる人たちの中でもまれながら新しいなにかなんて作る意義などあるのかとか思うこともある。でもこの色の横にこの色がある、そんな驚きが、小さくても、この曲のあとにこの曲がかかるのか、でいつも一瞬でまわりの景色変えられるみたいな感動を、意味がいきなり反転して違う世界が立ち現れるようなナンセンスを、自分なりに探求できたらいいと思う。どういう形になるのかまだわからないし、密かに内側で起こることなのかもしれない。でも出来たらそれを目に見えるものに変えたいと思う。ほんとにこれからです。死ぬまではこれからのことばかりだ。

1月16日から西宮苦楽園の花屋さんririnonoさんでpop up shopです。よかったらぜひあそびにきてください。店主のれいこさんの花のセレクトは天才的、穏やかな自然の山の中で風に揺れてる野生の草花がそのままそこに在るように。

Beinelmilel のスウィーツやキッシュもならびます。ジャンルは違っても美しいものは美しく、あたたかい心で作られたものは有無を言わさず美味しい。

雑でいいかげんすぎるわたしは見習わないといけないことばかりです。今年もどうぞよろしくお願いします。